2010年9月1日水曜日

ほぼ80台

 ここ5回ほど、80台で回れるようになった。ゴルフの話である。別にシングルを目指している訳ではないが、かと言って、いつまで経っても90台がやっとと言うのもかっこ悪い。ゴルフが下手だと運動神経が悪いだけではなく、頭まで悪く言われる。年齢のせいにもできない。プレイが終われば必ず反省会になる。年をとって体力が落ち飛距離が出なくなるのは仕方がないが、その分経験が増え、技術が向上し、年齢に合ったクレバーなゴルフと言うものもある、などと講釈を垂れられる。さらに、だいたいスイングの基本がなていないと技術指導までされ、ただただご拝聴するしかない。指導する側は、別段優しかったり、価値ある技術や優れた指導力がある訳では決してない。これはゴルフのプレイが終わった後の、勝者と敗者を始めとした序列が形成された後の、その厳然とした現実を敗者に解らしめ、勝者をしばしの優越感にしたらせる為の儀式である。モンゴル相撲で勝敗が決し、勝者が敗者の周りを鷹が翼を広げ遊弋するような感じに似ている。そんな時、これまでの僕は、せっかくゴルフを楽しんだ後ですから、ゴルフの話ばかりではなく、仕事などの四方山話などの情報交換でもしましょうよ、などとうそぶいていた。ところが今は、ゴルフを一緒に楽しむメンバーが少しでも上手になってもらうために、せっかくの機会だからと、ゴルフの心構えやスイングの基本などを指導するのに忙しい。もちろん聞くものはつらそうである。良心的に相槌を打つものも決して聞き入り、納得している、興味を持っている、ではなさそうである。プレイスタイル、血液型、いろいろな分類はあっても、ゴルファーは基本的に強情である。

 好調の第一はドライバー、アイアンのスイングがスムーズかつ安定したこと。ゴルフのスイングはこうしなければならないと無理に窮屈に体をひねったり回したりするのではなく、子供の頃、ソフトボールなどでごく自然にバットを振っていた様に、スムーズにクラブを振り回す、振り切る、そのポイントと角度を掴んだことによる。気付いて見れば難しいことではなく自然な事、であった。左肩がぐっと入り、スムーズに体が回る。遠心力で構えた位置からポイントがずれない様にシッカリと脇を締める。左足をどうするとか、右に体が動かない様にするとか、トップでのクラブの位置、角度、その後の軌道、そうした難しいことは考えない。ただ、スムーズにシッカリとスイングができるという事だけに帰結させる。

 パターも調子が良い。先ずは強くシッカリと打つと言うこと。打ち出し方向と体の方向が平行なっているか、パターはスクゥェアになっているか、パターをまっすぐに引いてまっすぐに打ち出せるか、それなりの工夫と感性、それらによって掴んだ技といいのもある。ピンまでを歩測し、打ち幅と歩幅を合わせる。要するに経験値を蓄積させるメカニズムである。ゴルフはいかに工夫できるか、の問題でである。となれば経験値が蓄積されるように工夫しなければならない。我流で80から85でまわるゴルフを習得するのが僕の目標である。

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