2011年8月19日金曜日

多拠点分散


小が大に勝つためには一点集中、一点突破が原則である。その原則に背いた経営をしてみようと考えている。多角多拠点、全面展開、である。
どの様な商売でもまずお客様から商品なり会社なりを見つけてもらう事からお客様との関係がスタートする。そして共感してもらい信頼してもらう。まず取っ掛かりのお客様から見つけてもらうためにはいろいろな販売チャネルがあった方が、見つけていただく確率は高くなる。事務所があり広告、チラシ、さらに展示場を数カ所、お客様に接する機会を増やすための努力である。今回さらにリフォーム専用拠点を開設した。取り敢えず僕が常駐する。僕を含めて8人でこれらを運営して行く。非効率、コミュニケーション不足、管理不十分などの弊害が出ない様にしなければならない。来客時には接客をしながら、今まで事務所で通常行っていた業務を展示場やリフォームセンターなどの出先で、効率良くしなければならない。ITを駆使して普通にそれが可能であれば、わざわざ事務所に集結して仕事をするよりも効率的である。お客様からの電話は事務所で受ける。事務所、出先間の連絡はフェースタイムやSkype、メールやDropboxsで資料をやりとりする。高速が佐々まで伸び商圏は大きく広がった。かと言って会社が大きくなっては時代に対応出来なくなる。
小さいままで多角、多拠点、全面展開、成功するかどうか、最後は人間力にかかっている。

2011年8月15日月曜日

尾籠な話で恐縮ですが、終わります。

  総合病院で手術に際しての問診を受けた。先生から、ポリープが大きくて、内視鏡手術で切除出来るか微妙である事、台形のポリープは根が深い事、などが説明された。流れとしては内視鏡手術でポリープを確認し切除する事が危険であれば日を改めて開腹しての手術となる。内視鏡で切除出来ればその切除したポリープを検査に出し、スライス状にカットしてガンがどの程度まで腸本体に入り込んでいるか調べられる。もし直腸の本体にガンが入っていれば日を改めて再度開腹して直腸をカットする事になる。そんな説明を受けると、運良く早期発見であった、との楽観の中にも悲観的な心配が頭をもたげてきた。
  生まれてこの方、一度も入院をした事がない。入院する事になったものの、ひょっとしたら入院した翌日には内視鏡では無理ですね、と帰らなければならないかもしれない。順調に行けば二泊三日、長めに四日、さらに開腹となれば日を改めて、一週間から二週間、何ともはっきりしない。取り敢えず四日間の予定で準備、入院する事となった。
  結果はどうにか内視鏡での切除が出来、二泊三日で退院。二週間後、そのポリープの検査でも腸の本体にはガンは見られない、との先生からの説明であった。早期発見、めでたしめでたしである。いろいろな事がごく普通に何事もなく過ぎ去って行く。何でもなかった様な気もする。保険の関係で一月ほど経ってから診断書をもらった。「直腸癌」と言う病名を改めて目にした時、やはり、命拾いをしたんだろうな、と思った。
  ヤルバイ、元気宣言!!

2011年8月6日土曜日

尾籠な話で恐縮ですが(3)


 検査の結果はまさに大発見、であった。直腸に大きめのポリープができていた。1.5センチ以下は、その場で検査→発見→切除、となるのだが、2センチ近くになると危険度が格段に増し、総合病院への紹介と言うことになった。大きなポリープを切除するに際し、血管を傷つけ輸血が必要な場合が稀にあるためということであった。
 ポリープは大きめ、根元部分がくびれた形ではなく台形をしていて、しかも二段になっている。先生の見立てでは、この形状ではポリープの上段の部分は間違いなくガン、問題は下部のポリープのどの部分までガンが進んでいるかと言う事であった。また腸の本管に達していればさらに外科的手術、要するに開腹して直腸を大きめに切除しなければならないという事であった。
 便潜血反応では、ポリープ・早期ガンは発見できない場合の方がむしろ多く、進行ガンになってやっと大方が発見できると言う事であった。しかし、直腸に至っては進行がんでも便潜血反応で発見できる確率は50%以下であるそうだ。僕の場合、とりあえず直腸のポリープ・早期ガンの状況という見立てであり、
「あんた、運がいいね、この場合普通ほとんど発見できんとよ。来年になったらちょっと複雑になってたやろね。なんで、わかった?」と先生はしみじみと慈愛に満ちた目で語ってくれた。
「何か、下痢が多かったり、腹の調子が悪くてですね」
「そがんとはこのポリープとは一切関係なかとよ。ポリープが出血するかどうか、それが便のどの部分に付着するか、検査のサンプルがそこにヒットするか、この場合ほとんど発見できん、いや、ようわかったね」
 結果的にはガンの告知ではあったのだが、何となく、むしろ自分は強運の持ち主のように感じ、もっともこの事を問わず自分は強運とは思っているのではあるが、明るい気持ちになって病院を後にした。