「何ですか、これ。やっぱり、日頃握りつけた大きさの方が落ち着くと言う事ですか」と尋ねてみた。若い頃はモテタであろう相川さんはクールにニヤっとするだけだった。
相川さんは1200CCのバイクを持っている。ゴルフの後、居酒屋で一杯の折、
「相川さん、バイクでこんやったとですか、バイク、見たかったとに」
「酒飲むけん、こられんたい」
「代行で帰ればよかですたい」
「えっ、バイクの」
「1200CCのバイクの代行、相川さん、後ろに乗って」
などとショーもない話をしながら、たらふく飲んだ。
883(パパサン)CCのハーレーを買う予定であることを話すと、1200CCライダーの相川さんは「後悔する、1200CCのハーレーば買わんば」と言い、僕が買おうとしているハーレーをミニハーレーなどと軽蔑した。
「いやいや、よかとですよ、こまかですけん、わたしは・・・」と自嘲気味に話し、話の流れで、手を比べてみた。
デカイ手である。昔、180センチの平戸の市会議員が、
「指もナニも体の一部分ですから、基本的にナニだけが大きい、小さいってことは無いんですよ、比例して、そんな感じなんですよ」と真面目に話た事を思い出した。
相川さんのパターのグリップがデカイ事、相川さんがニヤッとした事、手を合わせた時、氷解、って感じ、分かったのである。
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