2012年5月11日金曜日

娘のスマホ

高3の娘はアイフォンを使っている。最初、設定やら何やら質問攻めにあい、
 「普通、こういう先端機器は父ちゃんたちが子供に聞くっていうのが当たり前ぞ」
と文句を言っていたが、近頃ではその操作にも慣れているようである。しかし、わが家ではDVD録画をはじめ、「機器」的なものの操作においてあまり得意ではない僕をしのぐものが、今だ出てこない。不幸なことである。
 テーブルに娘のアイフォンが置いてあった。キティーちゃんのカバーがつけてある。
「あら、かわいかね。どがんしたと」
「友達がねアイフォン用に買っとったっちゃけど、スマホにしたけん、使えんけんって、くれたと」
 とのことである。
 そういえば普通の携帯を使う妻も時々、
「ねぇ、スマホとアイフォンと、どがん違うと」
 と聞いてくる。
「スマホって言うパソコン並みの性能を持った小さな電話って言うジャンルにアンドロイドとアイフォンとあって・・・」
 と一々延々と説明するのも、近頃では億劫になった。しかし、アイフォンを使う娘までが、アイフォン用に買とったっちゃけどスマホにしたけん、と言うことを考えれば、女性にとってそんな事はどうでもいいことかもしれない。
 待ち受け画面には愛犬が張り付けてある。そしてキティーちゃんのカバー、これが大事なことなのである。

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