2012年5月25日金曜日

鍬を手に 夏草なんぞの 気力あり

ここ数年、夏の高温に負けて、夏野菜敗北宣言となった。雑草に勝てない。週末農民には、夏野菜は過酷である。
 ここ2週間ほどは週末、ちゃんと休める。時無し大根とトウモロコシの草取りをした。今の時期なら、雑草も容易に抜ける。スマホで音楽を聴きながら、ゆっくりゆっくり、時にいろいろなことを考えながら、仕事のアイデアが浮かんだりもする。そう、これは趣味なのである。草取りも含めて、時に挫折感はあっても、野菜作りをスローに楽しめばいい。
 50も過ぎてくると、妙な肩の力もぬけて、使命感や焦燥感、達成感や挫折感、そうしたものにあまりこだわらずに、物事に取り組めるようになった気がする。大変なことは楽しいことなのである。この日曜日には東京六大学OBゴルフコンペなるものが開催され、初めて出場する。もちろん体育会的な全国大会があるような会ではなく長崎県北地区の懇親目的の会である。しかし、コンペとなればどうしても力が入る。いや、普段のプライベートなゴルフでも、力が入る。このゴルフ、このゴルフも使命感や焦燥感、達成感や挫折感、そうした心の中のこだわりを超えて楽しみたいのだが、なかなか、そうはならない。能力以上の成績は出ないのに、高額商品が掛かっている訳でもないのに、何を力んでいる、情けない、と時に思う。
 もうすぐ玉ねぎを収穫し、次は春ジャガ。それからキュウリやトマト、ピーマンを植えて、とうきびができて、と続く。週末の休み、畑に出るか出ないかが、気力体力のバロメーターである。

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