例えば
五月雨やかなわぬひとの事思い あるいは
かなわぬと思い募れば五月雨る と恋唄などを考えてみる。季語は「五月雨」である。梅雨、である。
昔は交通手段もさほど発達しておらず、雨となれば、行動は制限される。まして五月雨となれば、どうしても家におらざるを得ない。行きたくても行けない、思いは募る。そんな情念が「五月雨」と言う季語には込められているように感じる。
まさに今日は五月雨て、あまり外出もせず季寄せを読んでいた。
五月雨(さみだれ)てもの思うときはわが宿のなく蝉さへに心細しや(曽丹集) と言う和歌があった。五月雨→物思いにふける、と言うのは、やはり万葉の昔から、日本人の心に染み込んでいるのである。
日本経済新聞の日曜日の俳壇が、僕の俳句の師匠である。ふと「投稿」を考え、小さな字の説明にメールでもできると書いてある。3作送ってみた。これから2年の内に、1作は乗るように、頑張ってみるか。
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