2013年7月1日月曜日

富士山を目指して①

 夕方から2時間半ほど、遠回りに白岳周辺へとウォーキングした。富士登山用の靴の足慣らし、妻が富士登山に耐えられるかの確認、そして数時間の妻との会話の練習(?)などが目的である。初心者用ガイド付き8合目山小屋付のプランを申し込んでいるので、あと2回ほど同じような訓練をすれば、頂上を極める事は出来るだろう。
 子供たちが少しずつ巣立って行く。今年はそのラストイヤーで、来春からは夫婦二人の生活が始まる。結婚21年、これを機会に共通の趣味を持ち有り余る時間を楽しく過ごす、工夫をしなければならない。世界遺産などめぐる旅もいいかな、何て話しながら歩いてみた。意外に楽しく歩けたことに人生の喜びが大きく広がったような気がした。
 「暦(こよみ)」と言うアプリがあって、24節気72候のカレンダーである。候が変わればお知らせマークがつく。今日から5日間ほどが「半夏生(はんげしょう)」となる。夏至から数えて11日目であるそうな。半夏(烏柄杓)と言う薬草が生える頃であるそうな。半夏の葉が半分白くなって、「半化粧」みたいな意味もあるような、薬草では無く「毒草が生える多湿で不純な頃」と表現されている場合も多い。この日天から毒気が降ってくる、ハンゲと言う妖怪が徘徊する等ともいわれ、不浄を行わず、淫慾を犯さず、五辛酒肉を食わぬなどの物忌みの日である。梅雨の鬱陶しさと相まって何となくおどろおどろしい感じがする。そう言えば玄侑宋久の中陰の花って小説が、そんな感じでは無かったかな~。
 そんなこんなの人生を乗越えたのか、五十路は人生の秋、たとえ過ごしにくい梅雨の今も心は秋晴れ、常に心地よい日々を過ごす事が大事である。
 携える五十路(いそじ)楽しや 半夏雨

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