2013年10月22日火曜日

農機具倉庫を作る①

 農機具は一般的に、立体的に収納することができず、非常に嵩張る。しかも一台一台が大きい。限られたスペースに手際よく、整理整頓して格納するのだが、いざ使おうとすると、一番奥にあったりで出しずらく、手前の農機具を移動しようとしたらエンジンがかからなかったりと、何とも、農作業全体の効率さを悪くしている。折角の農機具もあまり使わなくなり、いざ使おうとすると、エンジンがかからない原因ともなる。農機具で大事なことは徹底的に、使うことである。で、使い勝手がいいように農機具を格納する倉庫を作ることにした。それは立派な倉庫である必要はなく、畑の近くで、農機具をすぐ出してすぐ使える、環境でなければならない。むしろ畑の一隅に設置すれば最も効率的である。簡易のパイプ倉庫がそれに最適である。
  一月ほど前にジャガイモを植えた。自分が所有していた種イモに加え隣のオンチャマが、同じくらいの量の別種の種芋をくれた。オンチャマはたびたび豆やその他いろいろの種や苗をくれたりする。このオンチャマには働き者の奥様の他子供、孫、果ては電設会社の従業員と重機など戦力が豊富で、一人でちまちまと趣味の農業に勤しむ僕を心配してくれる。いただく種苗は無駄にもできず、かといって僕一人で栽培し草を取り収穫することはなかなか難しく、植えはするものの、日増しに伸びる雑草に心が暗くなり、遂には草に制圧され全滅し心までが砕けてしまう。「キタノ君は熱心に植えるバッテン、あんまり収穫するとこ、見たことなかね」とオンチャマも心配してくれる。ジャガイモをもらって、植え終えた夜には、収穫をシミュレーションする。この時期、雑草には負けない、しかし、この手の地中物の収穫はきつい。スコップか、クワか、どちらにせよ大変だ、ゴボウやサツマイモよりは楽だけど。で、テーラーにスキをつけてじゃが堀をしようと、考えた。以前やった時にはテーラーのタイヤが滑って、土を鋤く事が出来なかった。タイヤを鉄車輪に変えてやってみようとしたのだが、倉庫から畑までのコンクリート道を鉄車輪で行くのに、衝撃でコンクリート舗装は割れるやら手や肩がしびれるやらで、この方法も大変だ。このテーラーはタイヤで作業することはほとんどない。常に鉄車輪を付けて、畑のそばい置いておけば、何かに使える。
 そんなこともあって、畑の横に簡易倉庫と相成った。









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