2015年1月4日日曜日

年末年始

 長男次男は暮れの28日に帰省し、開けて5日に上京する。春秋航空、成田・佐賀の往復、一人約4万円、この時期としては格安ではある。娘は長崎から31日に帰り、開けて4日に戻る。何でも5日の1間から授業が始まるらしい。概して女性は真面目である。新年の5日の1間の授業に出るのは、当たり前のことの様である。娘は2月中旬からタイのチェンマイ大学へ1年間の交換留学に行く。授業料は長崎大学へ納める分ですみ、現地での生活費だけでよく、彼の地は物価も安く、親の負担増とは成らないようである。
 子供たちはそれぞれに、実に忙しい。親よりも、家族よりも友人との遊びである。それはそれでいいのだが、実にせわしい。長男は免許を取っているので車さえあれば自分で運転するし、妹弟の送り迎えもできる。まあ、運転技術も安心、役に立つ。娘も車の免許は取ったのだが、ちょっと運転させてみた。急発進に急ブレーキ、これでは運転は無理だ。
 長男は院に行くか就職か、今年が判断の分かれ目、「院は国立にせろよ」と一言。これと言って没頭できるサークルとの出会いがなかった次男は春には劇研に入るとか。早稲田の劇研、モリシゲやサカイマサトのあれ、で、中退するのが一流と豪語する、あれである。「卒業はせろよ」と一言。何となくバラバラな北野家族、僕も青春の夢に従順に生きて行こうと思う。
 「政治」と言うのは僕にとって「夢」ではないが、良き道しるべであった。志を鍛える、努力する、おかげで今日、細やかではあるがここに至った。議員になるためにコツコツと積み重ねてきたわけではない。
 今日(4日)の新聞に「敢為」と言う言葉があった。一般的にはよく校訓などにある「積極敢為」の様に「物事を困難に屈しないでやり通すこと」として理解されているが、「敢(あ)えて天下の先(せん)と為(な)らず」(あえて人々の先頭に立たない)と言う意味が紹介されている。日々仕事をこなしておればおのずとそういう役回りが回ってくる、使命が巡ってくる、そんな意味の様である。使命感を持って、感謝して、人生の締めくくりの仕事として取組み、全うしようという新年の誓いである。

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