2015年7月17日金曜日

どうなる!中核市:終わり

中核市移行の申出をするという事に、敢えて継続審議とし待ったをかけることについては、各常任委員会や各会派においても少なからずの異論があることであった。当初文教厚生委員会においても、他委員会との足並みを揃えて欲しいとの要請で、そのような方向で調整が進められてきた。具体的には
「中核市移行についての予算の執行については事前に議会の承認を得る事」など、条件を付ける事である。そこで僕は議員同士の会話では堂々巡りの感も有り、
「予算をはじめ議案について可決・否決・修正があると思うが、予算の執行段階で再度議会の了解を得よとの条件を付して可決するという事が、一般的にあり得る事か、公式に見解を出してほしい」と議会事務局に問うた。
 結局は、文教厚生委員会としては、委員長も中核市移行は速やかに進めるべきとの基本姿勢でもあり、継続審議にして、中核市移行関連予算の執行に条件を付けるなどの文言は、本会議における委員会報告から、一切が削られる事となった。
 緑政クラブの打ち上げは、盛り上がった。最大会派でありながら何となく常に「やり込められた」感の後味が尾を引くのだが、今回はきっぱりと正論を最後まで通した、その高揚感があった。長老議員も、男を上げた、感じである。緑政クラブの会派長はこの長老議員の弟分的な、長年のお付き合いであるようで、
「あんたが言い出さんやったら、俺一人反対で、会派から出て行かんばやったばい、会派長は俺と何十年って付き合って来とって、腹の立つ。会派長が一番男を上げたってことが、本人、わかっとるとかね」と、長老議員はここに至るまでの経緯を思い出しながら腹立たしくもあり、また嬉しくもありのご様子であった。会派長は長老議員に対して申し訳なさそうでありながらも、その雰囲気は高揚感に満ちていた。
 僕は11時ごろには家に帰った。その時点で、あまり記憶がない。長老議員を含め数人は斗酒なお辞せずの翌日ラインへ突入されたらしい。
 緑政クラブの統制の効いた戦う姿勢は、議長選以来退潮気味の雰囲気を一掃し、何となく、行けそう、な感じになってきたのである。

終わり

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