2016年4月30日土曜日

1年生議員の1年②


当選後2回目の議会となる9月議会においては、下記の通告書により、一問一答方式で一般質問を行いました。一般質問のやり方には「一括方式」と「一問一答方式(一回目から)」「一問一答方式(二回目から)」の方法があります。

一般質問には議員一人15分の持ち時間があり、会派で集計します。私が属する緑政クラブは8名の最大議員数で、15分×8人=120分が会派に与えられる持ち時間です。全員が毎回一般質問をするのではありませんので、その議員分が一般質問をする議員の持ち分15分に上乗せされ、20~30分の時間で一般質問を行います。共産党は1人会派ですので、毎回15分の一般質問をされます。私は最大会派の恩恵で毎回、時間の余りを頂き、一般質問をすることができます。2年目の今年も、毎回やろうと思っています。

「一括方式」は、冒頭に一括して質問を行い、市当局の答弁を得て再質問、再々質問を行います。質問回数は冒頭・再・再々の3回と決められています。市当局とのすり合わせができますので、一定の政策提言をして、それを市当局に認識・採択させる場合などには効果的です。一方「一問一答方式」は質問力、質問の技術が問われます。質問は何回でもでき、深く掘り下げることができます。その分市当局とのすり合わせが難しく、真剣勝負の緊張感があります。

この一問一答方式で、真剣勝負を挑みました。動画をぜひご覧下さい。



テーマ

公共施設等の利用者負担の考え方について

○ 意思決定と執行のあり方について問う。

 公民館活動と受益者負担の考え方について問う。

 公会計における減価償却費の考えについて問う。



 これは初当選後暫くして地元江迎町の地区協議会にオブザーバーとして出席した折、市本庁からの説明職員が、公共施設の利用者負担金を上げる旨の説明を滔々と、当然の如く行っていることに、端を発しています。私はその際

「6月の議会において委員会や本会議で公共施設の値上げが審議されたり、議決されたりはしなかったが、どのような根拠で、そのような話をしているのか」と質問したところ

「議会において、何回となく協議をしている」、概略そうした答えでした。

 私はその後先輩議員に確認するも、らしき話はあったがそのような事は決まっていない、とのことでした。そこで上記テーマでの質問となった次第です。



 本年4月から、受益者負担として何もかもが料金徴収となり、事務は煩雑化しているようで、いろいろな課題が浮き彫りになっている様です。文教厚生委員会において見直し規定を議決していますので、改善すべき点はこれから、改善しなければならないと思います。

2016年4月28日木曜日

1年議員の1年①


27年6月議会 初めての一般質問
動画がご覧いただけます。

主な内容
1 佐世保市総合戦略策定に向けた取りまとめの状況について

第6次佐世保市総合計画をより具体的に、今般の総合戦略に組み込むことが肝要であると考えるが、これまでのスケジュール説明では、この6、7月は「それぞれの主体でできることを探す」「他者との連携でできることを探す、連携の仕組みを検討」となっている。その現状を問うものである。



2 産業連関表「佐世保版」の作成について

地域の産業構造を知るツールとして総合戦略の策定にあわせて、産業連関表の作成に取り組む地域もあるようだが、総合戦略の立案・策定、さらに成果の検討など、今後においても産業連関表「佐世保版」が必要ではないか、本市における取り組みを問うものである。



3 大規模法人農業の誘致、育成について

企業誘致としてこれまでの機械・技術などの工業系から幅を広げ、6次産業化により波及効果の拡大も期待できる大規模法人農業の誘致、育成を図ることはできないか。

本市における大規模法人農業の実態と課題をどのように認識するか。「中核市になる」とは圏域全体の発展を牽引する中心的な役割を担う、ということであるが、特に産業政策において具体的にどのようなことが考えられるか。圏域の共通項は「農」であり、大規模法人農業の誘致をきっかけとして、西九州道が延伸し、四通八達の地の利を得、平戸市、松浦市と接するこの圏域に農業・農産加工・食料など「食の安全」などをキーワードとした産業集積を図り、圏域の発展を牽引してはどうかと考えるが、当局の考えを問う。



これが、初当選第1回目の6月議会における一般質問である。

1の地方創生の総合戦略関係は、今年度具体的に動き出さなければならない。地方の独自性、創意工夫と言われているものの、中央から提示される政策パッケージの表装し直しの感がしないでもない。地方創生の加速化交付金に対しどのように取り組まれたのか、今度の6月議会における一般質問のテーマである。

2の産業連関表の作成は、コスト的に対応できないという事であった。ただ現在地方経済分析システム(リーサス:regional economy and society analyzing system)が国から提供されており、その分析スキルがどのように熟練されているか気になるところであり、これも6月一般質問で確認したい。

3の中核市に伴う圏域連携、特に農をテーマとしたグランドデザインは、これから大きなうねりにしていかなければならない。仕込み中である。

2016年4月11日月曜日

市政報告:吉井地区公民館等について



この画像は打ち合わせのためのイメージ図とされています。大まかこうした間取りで検討が進められています。「吉井地区公民館・福井洞窟ガイダンス施設整備事業」として進められ、4000万円ほどの予算がつき、今年度建物基本設計などが行われます。

 29年度に実施設計、30年度から建築工事に入ります。現在の公民館を中心にこうした行政施設が集約され、便利になるようには思いますが、吉井地区の住民の皆様方は、いかがお考えでしょうか。