2017年4月18日火曜日

佐世保市の連携中枢都市圏の形成について 一問一答方式一般質問⑬

さらにもう一つの視点。
行政は総合的であり長期的です。対して、議員の立場には4年と言う期限があります。市長もまた、4年と言う期間で選挙を迎えます。この4年が長期なのか短期なのか、は別として、民意に対する答えには4年を念頭に置いたスピード感も大事と言う事ではないでしょうか。

 連携中枢都市圏の構想は、26年には構想が模索され、27年には市民の皆様に中核市と連携中枢都市によるまちづくりを訴え選挙に臨み、晴れて中核市となった28年度を今、終えようとしています。次の29年度には早々に連携中枢都市宣言を行い、より関係の深い地域間を皮切りに、30年度には具体的な取組みを表す責任があると思います。

解説)
ここで「兵は拙速を貴ぶ」の冒頭の主旨に戻ります。行政はとかく時間をかけ立派な計画に仕上げようとします。それはあたかも計画の出来栄えを競うかのようであり、計画が実行されその実行をどう評価するかと言う事については力が入りません。と言うよりも時間がかかりすぎて、計画当初の問題意識や課題解決の情熱が失われている、状況や時代が変わってしまっているという事でもあります。
例えば旧北松浦郡は13町村(陸部7町、島6町村)ありました。それを前提とした街づくりにおいては広域市町村圏組合を手法として広域的な課題の解決が図られました。そこからより強固な自治体を作り地方分権を担うという事で市町村合併へ、方向が変わります。平成22年3月31日、江迎町鹿町町が佐世保市に編入合併され、ここで市町村合併の手法は完了します。その課題の中から佐世保市は中核市となること、そしてこの中核市を核として広域連携を構築するという課題解決が目指されるようになりました。
方向性が示され、それが形になり具体的に取り組まれるのが10年後、遅くはないでしょうか。

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