2017年10月11日水曜日

「施設再編の進め方」を問う①

「第6次佐世保市総合計画の後期計画」の元「第6次行財政改革推進計画」が策定され、平成24年7月に「施設白書」がまとめられました。行財政改革を公共施設の側から進めていくという大きな流れであります。その後平成25年3月に「資産活用基本方針」が策定され、その元に平成26年10月に「公共施設適正配置方針」と「公共施設保全方針」が策定されました。本来であればその年度でこの方針による公共施設の「適正配置計画」と「保全計画」が作成されることになっていますが、完成したのは29年2月、そして今行われているのは「適正配置・保全計画」に基づいた「実施計画」を作るためのワークショップと言う事になります。


問1)
これまでも質問いたしました。時系列的には現状は遅れていますが、どのようにお考えですか。


回答1)
施設再編の取組みにつきましては、当初の想定では、平成25年度において施設白書により浮き上がってきた課題や、人口推移、財政状況の推計などに基づき、長期的な目標や方向性をまとめた「適正配置方針」と「保全方針」を作成し、平成26年度に対象施設ごとの用途や機能の配置と、現状の利用状況及びコスト状況に老朽化の状況を勘案した評価を行い、庁内での協議による修正を加えた、「適正配置計画」及び「保全計画」を作成することとしておりました。
しかしながら、適正配置方針及び保全方針を策定する中で、様々な施設の用途ごとに主管課との調整を行いつつ、現状の分析や評価及び課題を抽出するとともに、今後の施設再編にかかる考え方と方向性を定めることに時間を要したことや、他都市において市民との対話に時間を要している事例が多く見られたことから、市民の皆さまとの対話をより重視した手法を取る必要があると判断いたしました。

この経過を踏まえ、「適正配置方針」及び「保全方針」をベースとして、計画策定のプロセスや合意形成の手法について改めて検討し、平成27年度から平成28年度にかけて、各対象施設における利用状況や、老朽化等の分析・評価を行い、施設データの時点修正を加えたうえで、エリア及び用途の特性等も考慮した施設再編の基準となる考え方及び市民対話による策定の進め方を取りまとめ、平成28年度に行財政改革特別委員会や行財政改革推進会議にお示ししながら、市民の皆さま、議会のご意見を反映させ最終的に「佐世保市公共施設適正配置・保全基本計画」を策定いたしております。

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