2017年10月12日木曜日

「施設再編の進め方」を問う③

 ご説明には納得します。計画の美しさ、計画の整合性はもちろん大事です。ただ私は、この時期に至れば、スピード感のある実効性がもっと大事であると思います。
 そしてふと思ったのは、行政は行政を改革しない、行政に行政が改革できるのか、と言う事です。行政を監視することは議会および議員の務めであるとの原点に立ち、この質疑を通して淡々と事実関係を市民の皆様方に対して、詳らかにしまいりたいと思います。
 さて今回実施計画を作成するためにワークショップと言う手法を取り入れられています。
 
  
問4)
なぜワークショップと言う手法を選ばれたのか、主催者として期待することは何だったのか、お尋ねいたします。

回答4
先ほどご説明しましたとおり、公共施設は市民生活に直結していることから、実施計画の策定にあたっては、財政状況や、施設の現状への理解をしていただいた上で、検討の段階から市民の皆さまとともに考えていくことが重要だと考えております。
そのため、施設を利用する側の視点や、税負担の公平性を考える視点など、様々な視点から検討いただくため、市民からの公募によるワークショップという手法を選択したものであり、他都市においては、行政から一方的に再編計画を市民に対し提示したことから、市民との対話に時間を要したり、市民からの反発により進捗に支障をきたしている事例が多く見られております。


問5)
公共施設と言うものは、そう言うものでしょう、常に。受益者負担においても同じと思いますが、ワークショップ、やりましたかね。
他都市の事例などを言われたが、本市の事例としてお尋ねする。本市において施設白書がまとめられた24年度以降、この時期を同じくして世知原町や吉井町において旧役場と公民館の複合施設化が決定し現に進められています。この決定に住民による大きな反対運動などによる事業頓挫あるいは遅延があったか。政策の流れからすればそうした事例があったので、合意形成のために時間をかける新たなワークショップなどの手段が必要と言う事になるが、いかがでしょうか。

回答5
 世知原地区公民館の支所移転につきましては、平成22年度に公民館の耐震診断を行ったところ、耐震改修が必要との結果であったことから、支所の空きスペースへの地区公民館の移転について、町内連合会や地区協議会との協議を進めた上で、決定したものでございます。
 吉井地区公共施設再編事業につきましても、平成21年度に地区協議会から周辺施設の再編にかかる提言書が提出されたことを受けて、地区公民館、支所及び福井洞窟展示室の複合施設の整備について、地区協議会や地区自治協議会との協議を進めた上で、決定したものです。

先ほどご説明しましたとおり、全市的に再編を進めるにあたっては、幅広い市民の皆さまからのご意見を取り入れることが肝要であるとの判断から、市民の皆さまと一緒になって検討を進める方法としてワークショップという手法を選択したものでございます。

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