2018年4月5日木曜日

森林組合の合併について(3月議会一般質問④)

市議会一般質問:インターネット中継

本論

●森林の多面的機能。CO2吸収による環境に対する役割、国土保全や水資源・漁業資源を涵養する役割、木材を供給する役割など。

●この広大な森林は行政だけで維持管理できるものではない。
 枝打ちや間伐、植林など適切な森林施業によって人工林は管理され、それを現場で担うのは森林組合である。

●森林組合が自律的継続的に森林施業を行い、事業として経営が成り立つことが最も大事なことである。
 そのためには経営基盤が安定的であることが望まれます。そういう意味において近隣森林組合の合併について提言しまたこれまでに一般質問において取り上げて来た。


問1
 28年3月議会における一般質問において市の考え方を明確に説明していただいていますが、その時の市長答弁と、その後の取り組み、また現状についてお尋ねをする。


(回答1回目)

平成28年3月議会における、森林組合合併の必要性に関する市長答弁内容と、その後の取組及び現状についてお答えします。
まず、市長答弁内容でございますが、「佐世保市森林組合、北松森林組合、松浦市森林組合の三者合併による経営基盤の強化は大変重要であると十分認識しており、地方創生における県北地区での中枢連携の第一歩として、森林整備の主体である森林組合の経営基盤強化を図る合併に向け、近隣の市、町に対しまして、積極的な働きかけを行っていきたい、」という内容となっております。
 その後の取り組みとしましては、本市を含め、県、関係市町、佐世保市・北松・松浦市の各森林組合にて、県森林組合連合会が事務局となり、過去7回にわたり合併検討会を開催し、合併後の事業計画など様々な課題につきまして、協議を重ねてきたところです。
現在の状況でございますが、検討会におきまして、様々な課題を協議していく中で、どうしても3組合の歩み寄りが困難な状況となっております。
 この状況を踏まえ、平成30年2月の第7回検討会において、現状では近々の合併は不可能との見解で一致し、しばらく冷却期間を置きながら期限は設けずに、検討会は休止するという結論にいたりました。
本市としましても、合併の必要性は十分認識しており、時期を逸することなく、迅速に合併を実現したいとは思っておりますが、現時点では、当事者であられる3組合の意思を尊重するべきと考えられることから、検討会の結果には、大変苦慮しているところです。
しかしながら、今後も、市町や県及び県森林組合連合会とは連携し、事務レベルでの協議は、継続していく考えでおります。

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